「2019年版透析排水基準達成のための手順書」のパブリックコメントに関するお願い(募集期間:1月23日(木)~2月10日(月)迄)
募集期間:1月23日(木)~2月10日(月)迄
2017年末、都内透析施設からの下水道法基準を著しく逸脱した排水によって下水道管損傷事故が発生しました。その後、東京都下水道局長より日本透析医学会、日本透析医会及び日本臨床工学技士会(JACE)あてに「透析装置の洗浄排水に関する調査の実施について」の依頼(30下施排設第116号の2 平成30年9月25日)がありました。そこで2018年秋に実施した上記3団体合同の調査の結果、都内透析施設323施設から回答があり、透析排水に対して適正な処理がされていない施設が存在することが明らかとなりました。
これらに対応するために、3団体は「透析排水管理ワーキンググループ」を設立し、関係団体(日本医療機器テクノロジー協会(MT JAPAN) 、中和処理メーカーなど)の協力のもと具体的な対策の立案に向けて検討してきました。その結果、2019年4月1日に「透析関連排水に関する勧告」、更に2019年10月に「2019年版透析排水基準」を発出しました。以上の経緯を踏まえJACE透析関連安全委員会では臨床現場で具体的に「2019年版透析排水基準」を遵守するための『2019年版透析排水基準達成のための手順書」(ドラフト)』を作成しました。
今後この問題は全国に波及して行くものと推測されます。会員諸氏の勤務する施設等の状況を鑑みご意見をお願い致します。
パブリックコメント募集期間:2020年1月23日〜2月10日